E-問答 Moodleシステム管理者設定

Moodleインストール後の初期設定について、重要度の高い項目を記載する。

Cronの実行設定

cron.phpを一定間隔で実行させる必要があるので、5分置きに実行させるとして、設定する。
cron.phpからはユーザへのメールの通知やバックアップの実行などが行われる。
お名前.comのコントロールパネルから定期的に実行するコマンドを登録できるので、下記のように登録する。

曜日 コマンド
0-50%10 * * * * wget -q -O /dev/null http://www.emondou.jp/moodle/admin/cron.php
5-55%10 * * * * wget -q -O /dev/null http://(開発環境)/moodle/admin/cron.php

本番環境と試験環境で、5分置きでcronが実行される設定となっている。
cronが24時間以上実行されていないと、ユーザ管理>通知に表示されるので、上記で確認できる。

登録の設定

コースを公開するには、ハブに登録する必要があるので、
サイト管理>登録から「MOOCHへの登録」を行う。
審査なしに自動で許可される。
(ローカル環境で試験した際はWEBからアクセスできない為、許可されなかった。)

バックアップの設定

誤操作や悪意のあるユーザ対策として、バックアップを取得しておきたい。
なお、システム障害によるデータ消失の可能性は低いと考えているので、
(お名前.comでは、RAID構成かつ日次でバックアップされている)
Moodleのバックアップ機能を利用して、コース情報を同一サーバ内に自動アーカイブする事とする。
>サイト管理>コース>バックアップ>自動バックアップセットアップの画面から、
毎週水曜日の4:00に10世代分のバックアップを取得する。
(もっともユーザの影響が少ないと思われる平日の早朝の時間を選んだ。)
自動バックアップはすぐに実行を確認できないので、課題管理台帳に実行確認するように記載する。

メールの設定

サイト管理>サーバ>Eメールから
SMTPホストに「mailgw.vps.gmoserver.jp」を登録する。
(お名前.comのVPS用サーバ用のメールサーバとして、ヘルプに記載されている。)
「サイトページの参加者等でメッセージを送る」等として、メールの送信確認を行う。

次回はフロントページ・カテゴリ・コースの初期設定について、記載する。